意外なことかもしれませんが、埼玉県川口市は富士山がよく見える都市としても知られています。それは川口市内南部に広大な荒川河川敷があるからです。荒川の南の東京都内では高層ビルが密集していて、地上から富士山が見えるような場所はほとんど残っていません。東京に近い大都市でありながら、地上から富士山が眺められるのも川口市の魅力です。川口市内を縦断する国道122号の新荒川大橋は東京都北区との境界となっている橋でもあります。新荒川大橋から見える富士山は手前に荒川右岸の桜並木が重なって見えます。新荒川大橋周辺の荒川左岸側からも富士山がよく見えます。東北本線の荒川鉄橋と富士山の景色も見事なものです。

また、川口市中心部は超高層マンションが密集していることでも有名です。川口市内のマンションに住んでいれば、窓から富士山や荒川の雄大な景色が眺められます。秋になれば、周辺の桜並木が紅葉して、冠雪した富士山との対比が美しくなります。川口市は都市と自然が見事に調和した先進的な都市です。川口市中心部を少し離れるだけで田園風景を見ることができます。荒川支流の新芝川沿いには個性的なデザインの橋が多く架かり、サイクリングロードも整備されていて、川口市民や東京方面から訪れるサイクリストの憩いの場となっています。

先日、ある深夜番組で埼玉県が仲が悪いというのをやっていたのですが、面白かったです。車のナンバーの話で、最近になってできた川口ナンバーを振りかざして川口が調子に乗っているという（笑）。実際に、調子に乗っているかはさておき、そういえば川口って有名なのにナンバーできたの最近なんだなと実感しました。考えてみれば、半分東京みたいなところですからね。インタビューでも「川口は東京に近い」という優越があるらしいですよ。でも、産まれも育ちも地元って人も多いみたいですね。